こんにちは、まめごらいあすです。
2年前に採集したミヤマクワガタからのF1が羽化してきましたのでどのように飼育したかをレポートします。
卵は前回のカブトムシと同じ2300ccのボトルにマットを詰めるだけのセットで得られました。ただし、ミヤマクワガタが高温に弱く、温度が高いと産卵しないので18℃設定のワインセラーを使用しました。少し温度が低めかと思いましたが普通に産んでくれました。通常は20~24℃程度で問題ありません。
9月に産卵セットし、10月ごろに幼虫が孵化、10月から暖かくなる5月くらいまでは常温で管理しました。夏はワインセラーのスペースがなかったので発泡スチロール箱に幼虫をまとめて入れたプラケースを入れ、水を浸したところに保冷材を入れて管理をしました。再び涼しくなる9月からは常温で管理し、今年の4月くらいには幼虫の色も黄色くなってきたため、前蛹~羽化のデリケートな期間では去年と同じ管理では温度差が激しく危険なので18℃のワインセラーに入れました。そして7月に成虫が羽化してきました。
羽化した成虫は兄弟同士でも歯形の形が異なりエゾ型、フジ型に分かれました。基本型は現れませんでした。体の微毛が禿げていない姿は美しいです。
今回は多頭飼育のため小型の個体が多めでしたがそこそこカッコいいサイズのも羽化しているので個別に分けて温度管理すれば大型は十分狙えると思いました。
孵化~羽化まで2年、新成虫の活動まで1年、計3年かかりますが、採集圧を掛けずに飼育を楽しむことができます。
一夏の楽しみで終わらせずに、普通種であっても累代飼育してみると、新しい発見があるかもしれません。