こんにちは。ガバ沼です。
よく流通しているメタリフェルは、体長が最大となり、いくつかのカラーバリエーションが存在し、累代品でパープルなど一部が固定されているペレン島産の亜種finaeですが、一昔前の流通量は、これから紹介する原名亜種の方が多かったように思います。
スラウェシ島産の原名亜種は、体長ではfinaeに次いで大きくなりますが、明るいブロンズ色で地味な印象を持たれがちです。
グワッとした湾曲と太さがのある大アゴ、私が最初に累代飼育したメタリフェルということもあり、懐かしくなって久々に上陸したものを入手しました。
どうも流通量の激減は、開発により生息地が狭まったことも一因であるようです。

典型的なカラーです。♀がとても小さいですね。
ブルーについては生き虫では見たことがありません。

finae のような光沢はありませんね。

ケンカ傷や内歯のスレは、多くのライバルと戦ってきたことを感じさせます。
細い枝先での生活に特化した結果、細長い肢と射程の長い大アゴを持つようになったと思われます。
しかし、大きくなればなるほど、子孫を残しにくそうな形ですね。

22mmという小さな体ながら、物にしっかりとつかまるパワーがあります。

円らな瞳と長い触角…
ミヤマクワガタに近いような気がします。
かつてはアンタエウスのセットに材を組み込まない、マットのみの2層構造のもので沢山の幼虫を得ました。
今回も同様のもので産卵させてみようと思います。