こんにちは。ガバ沼です。
今回は台湾で独自の進化を遂げた種類を紹介します。
日本では、シェンクリングオオクワガタとも表記されていますね。
巨大なコクワガタを思わせる風貌ですが、実際に扱ってみると全くの別物だと感じます。
サイズが段違いですし、成虫♂の前胸背板側縁の突起は明瞭で、産卵の仕方、幼虫の食性はアンタエウスに近いものがあります。
台湾で独自の進化を遂げたアンタエウスとの見解もあるようですね。
台湾では日本で言う所の天然記念物のような扱いを受けており、入手しようとなると飼育品に限られます。
日頃、ガッシリとしたアンタエウスを眺めている私には、このシャープさが新鮮に感じます。
しかしあまり人気がないのか、最大で90mmに達するとされているものの、飼育品で巨大な個体に出会ったことはありません。
コクワガタは小ささもあってか、前胸背板側縁の突起が出ず、なだらかな隆起が見られる程度です。しかし、眼上突起が突出しない点や、姿そのものは似ているかもしれません。
やっと後食した個体であるため、成熟を待ってブリードを始めたいと思います。