本年最初の割り出し

こんにちは。ガバ沼です。
9月の記事で紹介したアルナーチャル・プラデーシュ州東部(Dibang Valley)産ですが、
無事に幼虫が得られています。

年末に組むも特に動きがなかったので、年が明けて割り出すと…
マットからも材からも、それなりに出てきました。
♀の大半が3齢に加齢していましたが、♂は1匹を除いて2齢のままでした。

入手時点で既に小傷も多く、アゴも磨耗気味の野外品でしたが、
親♀は健在ですので、再度セットを組む予定です。

今回の幼虫の飼育に関しましては、以下のように始めていきたいと思います。

・この時点で♂と判別したもの:1400ccへ
・ ♀と判別したもの:800-1100ccへ

ブータン・トンサに関しては、未判別のまま全て430ccへ投入し、
食い上げた時に手詰めビンがフルに仕上がっておらず、
一部交換が遅れてしまったことから、
以後、あらかじめ幼虫の数よりも余裕のある本数を抱えておくようにしました。

また、これまで羽化用の仕上げビンとしてのみ使用していたシワタケ菌床を、1本目から採用することにしました。

シワタケ菌床はコチラ↓


シワタケ菌床には、一般的なものよりも優れている点が複数あり、
一度幼虫を投入し、食い上げられて発酵マット状になるまで、
良好な状態が半年近く続きます。
オガがヘドロ状に劣化することも、蛹室内やフタ近くにキノコが伸びることもありません。

また、羽化用の最後に使用するビンは3ヶ月以上置いたものを用いており、
幼虫投入時に底まで巨大な空間を設けるため、随分と中身を掻き出しますが、
それを別のビンに詰めなおしてもしっかりと菌が回り、
青カビに負けることなく仕上がるだけの強さがあります。

ビン交換の頻度も減り、掻き出した分も有効に活用することで、
ストレスとムダの無い飼育になれば、という狙いがあります。

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