我が家のアンタエウス Vol.1 原名亜種(インド編)

こんにちは。ガバ沼です。
今回はインド産についてですが、これまで未登場だった産地のものを紹介します。
典型的な原名亜種の形状をしていて、どれも同じじゃないか…
とお思いの方も多いとは思いますが、野外品や累代の浅いもの、
日本人の管理下で累代が進んだものとでは、やはり飼育してみて少し違う気がします。
優劣を付けているのではなく、そのそれぞれに味があると感じています。

シッキム州ペマヤンツェ♂

シッキム州といえば、昔から大変人気があり、数年前、久しぶりに野外品が上陸したガントクが有名ですが、
こちらはペマヤンツェ(ペリング)産の古くから続く血統です。
昨年は採卵時期をブータン・トンサ産とずらしたため、少し遅れて羽化してきました。
日本人の好みで維持され続けた結果ですし、個体差も大きいため、
あのあたりの野外品が皆そうであるとは決して言えませんが、少々角ばったようなアゴをしています。
80mmUPになると、実に重厚で逞しいのですが、特大個体羽化の報告はあまり聞きません。
手元では♂に大きく偏り、総じて大きく仕上がらなかったため、
今後の維持には慎重に臨みたいと思います。


アルナーチャル・プラデーシュ州Lower Subansiri ♂ 

この個体のように70mm台後半にもなれば、しっかりと内歯が上がってくるようです。
野外品の入手時は、大型♂の形状についての情報が得られず、随分とソワソワしました。
今はWF1幼虫を飼育中で、一部♀が蛹化しており、これから先が非常に楽しみです。


アルナーチャル・プラデーシュ州 West Kameng ♂ 

アルナーチャル・プラデーシュ州の中では現状最も西側の産地で、ブータンと接しています。
ブータン東部のモンガルという産地がありますが、それと近い形状のものが出るのではと思い、
2年前から飼育を開始し、80mmUPのものが出るも、随分と細く仕上がってしまいました。
累代を重ね、好みの体型に近付けていけたらと思います。

かつてはウエストベンガル州のダージリン、カリンポンや、
シッキム州のガントクを飼育していた時期もありましたが、
上記3産地と、以前紹介したアルナーチャル・プラデーシュ州 Dibang Valleyに落ち着いています。

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