アルナーチャルWF1~羽化報告~

こんにちは。ガバ沼です。

5月に入り、雑木林の緑が生き生きとしてきましたね。

関東地方における樹液の出は、まだまだ本格的なものではありませんが、少しづつシーズンに突入しつつあるのを感じています。

さて、手元のアンタエウスにはどんな動きがあったでしょうか?

昨年の秋から冬にかけて、最後のビン交換を行った、アルナーチャル・プラデーシュ州のWF1幼虫が2産地おり、♀は殆どが羽化済み、♂が丁度蛹化、羽化を迎えたところです。

数そのものは決して多くないのですが、一部紹介させて頂きます。

West Kameng産 WF1 ♂84mm
ブータン寄りの西部だけあり、「らしい形」ではありますが、
線が細めでアゴの湾曲が強く、伸びにくいかもしれません。
【羽化までの過程】
・2017/9/7 初齢割り出し→ブナ主体オオヒラタケ 800cc
・2018/4/7 ブナ主体オオヒラタケ 1400cc(30.8g)
・2018/10/12 MT-160銀 1400cc(39.1g)
・2019/1/28 蛹化
・2019/3/25 羽化

Lower Subansiri WF1 ♂83mm
中央部のもので、この個体を見る限りでは、前胸背板側縁の突起が若干上気味に出ています。
West Kamengほど形に期待していなかったのですが、幅のある立派な個体に羽化しました。
累代品で大きい個体を見られるようになるのは、まだ先になりそうです。
【羽化までの過程】
・2018/1/15 初齢割り出し→エノキ主体カワラタケ 430cc
・2018/6/23 エノキ主体カワラタケ 850cc(28.9g)
2018/9/13 MT-160銀 1400cc(40.6g)
2019/1/17 蛹化
2019/3/28 羽化

兄弟は殆ど80mm前後に落ち着いています。

全て私が手詰めした、MT-160銀ラベル(1400cc)で仕上げました。

MT-160に関しては、その被膜の性質上、一般的な菌床同様に固詰めせず、器具の重みを利用しただけの緩詰めが基本となります。

当初はその詰め具合で不安に思うこともありましたが、柔らかくとも力のある膜により、ガチガチのビンが完成します。

カワラタケのようにゴム状に硬化することも、ヒラタケ系のようにキノコを形成することもありませんが、菌そのものの力が非常に強力です。

詰め替え後の仕上げ期間は通常の菌床よりも長めにとり、壁面を伝って伸長した被膜がタイベストシールを覆わないよう、よく観察して扱う必要があります。

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