1ヶ月ほど空いてしまいました。
皆様、河川敷でヒラタは出せましたでしょうか。
あの後関西方面で割り出す機会がありましたが、出てくるのはレクタスばかり。
よく朽ちた材からカブトムシが出てくるという貴重な体験もできましたが、残念ながらヒラタを得ることはできませんでした。夏に期待。
そんなわけで、どうも、 無銘何処守権兵衛です。
今回も、”フィリピンヒラタ”を紹介します。
今回は内歯下がりグループについて。
代表として、マリンドッケヒラタ。
フィリピン産ヒラタの内歯下がり代表種と言えば、このマリンドッケヒラタ でしょう。
太短さと、重厚感がたまらないですね。
マリンドッケヒラタはこのフィリピンヒラタグループの中でも、最も太く、短い印象を受けます。
生息地のマリンドッケ島 もとい、ボアク島はフィリピンのルソン島南部、タヤバス湾に浮かぶ孤島であり、他のフィリピンヒラタに比べ隔絶された環境にあるので、独自の進化を遂げている・・・のかもしれません。
(あとセレベス島→スラウェシ島に名前が変更になって、セレベスヒラタからスラウェシヒラタに呼び名が変わりましたが、マリンドッケ島→ボアク島に名前が変更になってもボアクヒラタとはあんまり言いませんよね。)
西ルソンヒラタ、シブヤンヒラタ、サマールヒラタと比較しても、マリンドッケは一際目立つ印象を受けます。
太さが際立つヒラタと言えば、オオヒラタ全体で言えばスマトラヒラタがその代表種としてあがりますが、これも比較すると、マリンドッケはオオアゴが直線的なフォルムを描くのに対し、スマトラはやや湾曲を描くような気がします。
また、体の艶もスマトラのほうが比較的あるように見えます。
・・・雰囲気で見分けるならこんな感じでしょうか。でも実際難しいと思います。
さて、近日入荷予定の品として、こんな太いヒラタに最適な菌糸の入荷予定があります。
知ってる人は知っている、例の菌糸ですね。
当店でも取り扱いを開始予定です。
タイミングは・・・そのうち。ってことで。
ご期待ください。