XL-POT ヒラタケ1400での羽化

こんにちは。ガバ沼です。
これまでアンタエウスの幼虫飼育にはオオヒラタケ、カワラタケ、
以前紹介したとある菌床、マットの4種類を用いていましたが、
今期はブータンアンタエウスの♂を1匹だけ、ヒラタケで羽化させました。

以前お話しした通り、私はブロックを崩し、自分でビンに詰めるため、
永らく既製品を購入しておらず、弊社で販売中のXL-POTにつきましても、
使用経験が全くありませんでした。

昨年冬のことですが、種類は違えど飼育を趣味とする後輩より、
投入予定の幼虫が死亡したということで、1400ccを1本入手する機会がありました。

XL-POT ヒラタケ 1400cc


丁度、ブータンアンタエウスの3齢の交換時期にあたり、
試しに1匹、♂を投入したのです。

ブータンアンタエウス♂ 82mm

この個体の羽化までは、以下のように管理しました。

1.2017/8/18
2齢で割り出し、430ccのオオヒラタケ菌床へ
2.2017/12/16
XL-POT 1400ccへ(3齢)

2018/ 7 /6 蛹化
2018/ 9/ 5 羽化
※終始18℃恒温、全暗

430ccを完全に食い上げた時には既に3齢で、
大して肥えていたわけでもなかったので、体重も記録をとっていませんでした。
1本目は、最低でも850ccに入れておきたいですね。
4ヶ月も430ccに投入してあった件に関しては、素質があったのに雑な管理をしてしまったと思います。


種親として使いたい、私好みのアゴをしています。
この血統は前胸背板の横幅がよく出るため、
頭幅が頼りなく見える個体がちらほら出てしまいますが、
これは良いバランスに仕上がりました。

以上、この菌糸ビンを初回の投入から羽化まで使ったわけではありませんが、
一例として紹介させて頂きました。

コメントを残す