こんにちは、まめごらいあすです。
対馬で採集したことについて少し書きたいと思います。
7月半ばに対馬へ採集に行きました。
前の記事の対馬産カブトムシはその時に採集したものです。
なぜ対馬かというとそこにしかいない固有種がいるためです。
対馬というとクワガタではツシマヒラタ(✖ツシマヒラタシデムシ)がメジャーだと思われますが他にも色々といます。日本よりも朝鮮半島に近いので大陸寄りの生き物が生息しているようです。
狙いの一つに対馬固有種のキンオニクワガタがいます。
キンオニクワガタは日本のオニクワガタ最大種で40mm程度、体色はオウゴンオニクワガタのような金色ではなく紫がかった干しブドウのような色だと個人的には思います。
対馬に到着し 、まず、 山に向かいました。
(離島初日はトラップを仕掛ける場所探しがベストな行動だと今は思います。)
キンオニの採集方法はライトトラップか材割りです。成虫の活動は7月下旬からなので今回は材割りで探してみました。
沢沿いの水を多く含んだ材を好むそうなのでまずは材探しでしたが低地は杉ばかりである程度登らないと見つかりませんでした。大抵の材はコクワガタの成虫か幼虫(羽化後に確認)でした。
1m程度の長さで 、太さのが2Lペットボトル程の水分多めの材を見つけて割ってみるとキンオニのオスが落ちてきました。 サイズ は35mmで大型の個体でした。
メスはというと前蛹か蛹の状態でした。現地ではオスがメスよりも早く羽化していると聞きましたが本当でした。
そのポイントではスズメバチがよく飛んでくるのが印象的でした。同行者はアシナガバチに刺されたので採集の際は気を付けましょう。
おまけ 同じ場所で見た生き物