採集した幼虫が羽化しました

こんにちは、まめごらいあすです。
年末年始でもチャームは年中無休で注文を受け付けております。

以前にヒメオオ採集の際に得られた幼虫が羽化してきましたのでご紹介したいと思います。

無事にオニクワガタが羽化しました。レクタス、アカアシ、スジクワではなく良かったです。

オニクワガタは高山系のクワガタで高温には弱いとされています。幼虫はやや高めの22~24℃で管理しました。羽化不全もなかったのでこの温度でも飼育できるようです。

本来は来年の夏頃羽化してくるはずでしたが、加温飼育だったので、8月に3令幼虫で採集してから約4ヶ月後に羽化しました。卵からでは6~8ヶ月程度で羽化してくるでしょう。

成虫の活動後の寿命は短く、1ヶ月程度とされています。そのため、活動を始めたらすぐセットを組む必要があります。実際に亜種のキュウシュウオニクワガタをブリードしましたが親はセットして2週間で☆になり、1か月後に幼虫が見えました。あっという間でした。

大アゴの二又に分かれるところがカッコいいですね。
他種と戦う機会はないので同種同士で争うためにあるのでしょうか。

実際に羽化した成虫を観察した感想は、小さいが横から見るとカッコいいアゴをしているなと。普段は外国産ばかりを飼育しているので、国産種はノーマークでしたが侮れませんね。ジオラマ標本を作ってみるのも面白そうです。

各オニクワガタの特徴

オニクワガタ基亜種
Prismognathus angularis angularis
北海道・本州・四国・九州北部に生息しています。佐渡島やカラフトにも生息しているようです。
どのような外見なのかは画像にてご確認ください。

キュウシュウオニクワガタ
Prismognathus angularis morimotoi
九州南部に生息しています。
オニクワガタとヤクシマオニクワガタの中間の特徴を持つらしいです。
外見は基亜種よりも体が太いとされていますが、実際に肉眼で比較したところ分かりませんでした。確実に区別するには遺伝子を見るしかないかもしれません。

ヤクシマオニクワガタ
Prismognathus tokui
屋久島に生息しています。
オニクワガタとは別種とされています。
大型個体は肉眼でも分かるくらいに体が太く、大アゴ先端は内側に湾曲します。最高峰。

小さすぎてその魅力が分かりづらいのが難点ですが、サイクルが早くスペースもあまり必要としないので、温度に気を付けていれば飼いやすいクワガタです。飼育の難易度よりも多産で増えすぎるため、増えすぎないように個体数を制限していくことで苦労するかもしれません。とはいっても侘び錆びのある国産種の良さが分かる虫ですので、機会があれば飼育してはいかがでしょうか。

フォーテックの産卵一番。現在飼育しているキュウシュウオニクワガタの産卵から幼虫飼育まで問題なく使用できています。現在は蛹なので羽化後にご紹介しようと思います。
このマットは使いやすくて良いのですが、チャームではメーカー直送品のみでの取り扱いとなります。
必要なタイミングよりも余裕を持って早めに注文しておきましょう。

今まではメーカー直送のみでしたが5Lと10Lを扱い始めました。

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