我が家のアンタエウス Vol.2 原名亜種(ブータン編)

こんにちは。ガバ沼です。
今回はこれまで登場しなかった、もう1ラインのものと合わせ、
ブータン産について紹介させて頂きます。

アンタエウス全盛期、原名亜種の中でも一番人気だったのではないでしょうか。
インド産に比べ、野外品の上陸は大変難しく、ここ暫くありません。
最後に上陸したのは、最もインドとの国境に近いサムチ県ドロカのもので、
その他の産地については、殆どがより奥地となるため、
再び野外品を国内で目にすることは、絶望的といえるかもしれません。

私が管理しているブータン産は2ラインあり、どちらも中央部のトンサ県のものです。
ルーツが異なるため、累代がかなり進んでいるものの、今でも別々で管理しています。
現在、単なるトンサラベルで流通しているものに関しては、
この2血統を掛け合わせたものも少なくないと思われます。

このブログに度々顔を出しているラインです。
その欠損、磨耗具合から2年以上は野外で生き抜いてきたと思われる♂に、
同地で得られた♀を追い掛けして作出されたものです。
今でもその血統名のまま、維持されている方もそれなりにいらっしゃいますね。

前胸の幅が非常に良く出るため、頭幅が頼りないと感じる個体が多いですが、
今期10♂羽化させてみたところ、大アゴがずば抜けて太い個体、
そして画像の個体のような、バランスの良いものが出てきたため、
来年は7♀を有効に使い、さらなる高みを目指してみようと思います。

現在幼虫のみとなり、本ブログにはこれまで未登場のラインです。
先程紹介したものとは、また別の個体をもとに作出されました。
随分と過去に(90mmUPが話題となるより前)ギネス個体を排出していますが、
こちらの知名度はあまり高くないようです。
総じて理想に近い体型で羽化してくるため、手元のアンタエウスの中では、
個人的に一番であると思っています。

画像は現在管理中の幼虫達の父親となります。
原名亜種は複数ブリードしていますが、その中で最初に入手し、
アンタエウスへ傾倒するきっかけを作ったラインであるため、
最初に紹介したものよりも多く管理しています。

今でも根強いファンが多いことから、
ブータン産の累代品を目にする機会は多いと思います。
皆様も是非、好みの個体を見つけましたら、ブリードに挑戦してみて下さい。

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