初夏を感じに

こんにちは、まめごらあすです。
梅雨入り前に初夏を感じに山へ行きました。
クワガタ採集では今年初の遠征です。

採集対象はコルリクワガタです。
今まで採集したことがなかったので機会があれば採ってみたかったクワガタです。
図鑑で見たことがありましたが、拡大写真ばかりで実際の大きさや本当にブナの新芽に集まっているのか興味がありました。

ブナの新芽をかじるメスに交尾するオス
メスだけが新芽に潜っていると見つけにくい
これも新芽の中のメスにオスが交尾している
メス
ちょうど飛行後で葉の上を歩いていた

最初に発見した際は、ハムシが葉に付いていると思い、よく見たらコルリでした。初めて見た感想は光沢がキレイなどではなく、小さすぎだろうということでした。以前に見たことがある1cm程度のコツヤクワガタよりは大きいだろうと思っていましたがあまり変わりませんでした。国産のクワガタでは数少ない色虫で、姿形や生態などパプキンやニジイロとは違った新鮮さを感じました。また、図鑑に書いてあったとおりにブナの幼木に飛来して新芽を齧っている姿が観察されました。また、気温が上がり特定の時間帯になると集まってくるようでした。オスは青色で目立ちますが、メスは緑ががった色でブナの新芽に潜っていると見つけづらいです。しかし、ほとんどの場合はオスが交尾しているのでオスごと捕まえることができます。

オス
細長くメスより頭が大きく、体に対して触覚が発達している
オスの裏面
クワガタではよく脚に色があるがなぜだろうか
メス
グリーンメタリックが美しい
頭が小さく腹部が太い
1円玉の「1」の文字よりは若干大きい
オスとメス
雌雄で色が違うのは面白い

このまま標本にするのはもったいないので産卵セットを組んでみました。手で壊せるくらいに柔らかいコナラ材の端材を入れるだけです。温度は高山帯に生息しているので18℃固定にしました。コルリの産卵痕は特徴的で分かりやすいですね。材のみで育てるのか、マットを食べるのか手探りで育ててみようと思います。

ゼリーは食べる模様
新芽よりは美味しいのではなかろうか
メスよりはアゴは発達しているが争いはしない模様
産卵するメス
産卵痕
( )の中央に産卵している
あの顎で齧るので柔らかい材が必要


飛行しているコルリは速度が遅いのでこの網とポールの組み合わせでも捕まえることができます。

採集を極めたいならこれ。この長さならヒメオオにも活用することができます。双眼鏡の携帯ががおすすめです。

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