アンタエウス 産卵セット編

こんにちは。ガバ沼です。

今回はアンタエウスの産卵セットについて紹介したいと思います。

ケース内に見える幼虫

【セット内容】

・45147(コバシャ中)

・44001(XLマット クワガタ用)

・44033(中目クヌギ)又は44028(中目コナラ)

工程は次の通りです。

1:バケツに水を溜め、産卵木を縦向きに1時間程沈めます。

  ※これにより短時間で効率良く加水が可能です。

    私は夜にこの作業を行い、翌朝にセットを組んでいます。

2:水から産卵木を取り出し、そのまま一晩軽く乾燥させます。

  ※主に釣りで使うスカリ(びく)や干物用の網かごに入れて吊るしています。

3:マットを加水し、ケースの底から5-6cm程までガチガチに詰めます。

4:2の産卵木の樹皮を剥きます。

  ※樹皮は最後に使用するので保存しましょう。

5:4の産卵木をケースへ入れ、その上にケースの8分目程までマットを入れ、

  産卵木を埋め込みます。

6:4で出た樹皮をマットの上に敷き(転倒防止材として)、ゼリーを数個置き、

  最後に交尾の済んだ♀のみを投入します。

状態の良い♀を用いると、数日のうちに産卵木を削ったり、

ケースの底や側面を確認すると、マットの固詰め部に卵を確認できます。

中にはほぼ材産み派の♀や、ケースの側面から確認できない部位にのみ、

バラバラと産卵する♀もいますので、

基本的にはケース側面から初齢幼虫が1匹でも確認できたら♀を取り出し、

幼虫がある程度の大きさになる頃合い(セット後2ヶ月ほど)で割り出しています。

蠢くブータンアンタエウスの幼虫

大方、中ケースでの産卵セットでは、このくらいの数の幼虫を得ています。

セットを組む時期は主に春または秋ですが、

WILD(野外品)の場合は時期に関係なく、早めにセットするようにしています。

このセットはヒラタクワガタにも有効ですので、参考にして頂けましたら幸いです。

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