アンタエウス 幼虫管理編

低温管理中の幼虫たち

幼虫管理については、菌糸ビンごとワインセラー、恒温器に入れたり、

冷房の直撃する場所に置いたりしています。

こちらも厳しい方は、ボトルを水に半分ほど浸して冷却したり、

最もデリケートな蛹化-羽化までのステージを真夏に迎えないよう、

産卵セットの時期を限定すると良いでしょう。

具体的には秋口に産卵セットを組み、本格的な冬を迎える前に2齢で割り出すのです。

少し涼しくなってからなので、温度管理も楽になります。

幼虫を2齢から菌糸ビンに投入するのは遅すぎないか?

と思われる方もいらっしゃると思いますが、

特にアンタエウスの原名亜種に関しては、

その後の成長にこれといった影響がないとされています。

(マレー半島のdateiは初齢から菌糸ビンへ入れないと伸びないようです。)

ギネス個体、それに準ずるような個体を数々羽化させている方も、

同じく2齢で割り出し、菌糸ビンへ投入しているようです。

その後の管理については、とても真似できない部分がございますので、

私の管理では普通-そこそこの良型個体(80mmUP)は羽化しても、

90mmに迫るような、もしくは超えるような特大個体は未だ羽化しておりません。

幼虫の食性はオオクワガタと若干異なり、ヒラタクワガタに近いところがあります。

模範的な食べ方をしている幼虫をみると、菌糸ビンの内部を一度食し、

糞をした後、その部位を二度三度と食べているように見えます。

体内の共生バクテリアを周辺環境に増殖させ、

自ら利用できる状態のエサを作っているのではないでしょうか。

逆にオオクワガタは、体内のみでそれが行えているのかも知れません。

羽化したインドアンタエウス。
 以前から登場している、累代の進んだブータンアンタエウスより随分細いです。
     WF1(野外品からの1代目)であるため、お楽しみはこれからですね。

最終的に、蛹化-羽化する頃にはほぼ全体が発酵マット状になっています。

このため、幅のある大柄なクワガタムシですが、菌糸ビンの交換頻度は意外と少なく、

私の飼育下での話になりますが、大抵の個体が羽化するまでの使用本数は、

♀なら800cc1本、♂なら1本目に800cc又は1400cc、2本目に1400ccの計2本です。

まれに3本目に突入する♂もいますし、暴れてどうしようもなく、マットへ投入するものもいます。

あくまで一例ではございますが、このクワガタムシに何らかの魅力を感じるも、

一歩を踏み出す勇気がなかなか…

という方にも、多少なりとも前向きにご一考頂けるきっかけになれば幸いです。

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