まめごらいあすです。
個性的なカブトムシをご紹介します。
何といっても胸角が上方へアーチ状に伸びるのが特徴です。その形からよくウサギちゃんと呼ばれています?
頭角は大型では1本ですが、小型になると先端が二又に分かれます。この特徴はシャムゴホンヅノも同様に大型と小型では異なります。エンドウゴホンヅノは特殊で同じサイズなのに頭角が1本タイプと二又タイプに分かれます。メジャーなクリーム色のゴホンヅノは小型でも頭角は1本のままです。ゴホンヅノの不思議。
ゴホンヅノカブトの野外品は9~10月の秋に入荷しますが今年は数が少なかったです。
通常はビルマニクス→ゴホンヅノ→シャムゴホンヅノといった流れですが、今年はビルマニクス(ごくわずか)→ゴホンヅノ(通常より少なめ)、シャムゴホンヅノ(前年よりは多い)→エンドウゴホンヅノ(過去最高?)といった流れのようにイレギュラーでした。毎年入荷するゴホンヅノカブトの種類・産地・数を統計していくと面白そうです。
現地での発生時期、採集ポイント、状態、キャッチャー・便の都合など要因は様々あると思いますが毎年の入荷の変動が激しく、年によって大量に入荷したり入荷しなかったり不安定なのがゴホンヅノです。入荷したタイミングで買うのがベストだと思います。
ビルマニクスに限らずゴホンヅノの産卵は運に尽きます。個人的にはマットがどうこうではないと思っています。産むメスは産む、産まないメスは産まないといった具合です。確実に産ませたいのならば複数ペア用意するしかないというのがゴホンヅノの基本だと思います。
ビルマニクスの幼虫は普通のカブトマットで育ちます。高温にはやや弱いので24℃付近で飼育すれば問題ありません。幼虫期間は1年くらいです。多少長くなったりしますが。羽化後は最長で1年近く休眠するので本種をブリードするにあたってネックな所です。ブリード個体は容易に産卵してくれるので野外品の産卵と活動のズレさえ克服すればその他の点で飼育は難しくありません。